Golf ゴルフ ゴルフイベント

ユピテルGST-5Wでシミュレーションゴルフをやってみる

投稿日:2019年11月29日 更新日:

私が愛用しているユピテルGST-5w(Golf Swing Trainer)。ヘッドスピード、ボールスピードが計測できて推定飛距離が分かります。これを利用して打ちっ放し練習場で小さなドラコン大会を数度にわたり行ってきました。これはこれで結構面白いのですが、参加者の方から
「もっと実践的なゲームができたらいい」
との意見を頂きました。
そこで飛距離推定を用いたシミュレーションゴルフを考えてみました。本記事では大まかなルールを考えて私が実際に行った試験的ゲームの模様を紹介します。

ルール概要

とりあえず最低限のルールを考えてみました。できるだけ初心者の私にとって練習になるような仕様にしてみました。

1. コースの距離を適当に決める(例:パー4、350ヤード)
2. 飛距離の合計をコール距離に近づけるように打っていく
3. コースは直線で、打った球は曲がらず常に真っ直ぐ飛んでいくものとする
4. パー4以上では第1打はドライバーを使用する
5. コース距離との差が15ヤード以下(オーバーも可)でグリーンに乗ったものとする
6. パットは省略する
7. 残り6〜15ヤードは2パットであがりとする
8. 残り5ヤード以下は1パットであがりとする
9. 以上のルールで数ホール行い、スコアで順位を決める

その他、細かい部分はその都度考える事にします。
とりあえずやってみましょう。

パー4, 350ヤード(1回目)

コース距離はパー4で平均と思われる350ヤードにしました。ルール4より、パー4なので第1打目はドライバーを使用しなくてはなりません。私の場合、スコアを最優先で考えれば全て8番アイアンで打つのが最善と思われますが、それではドライバーの技術が上がりません。なのでドライバーを必ず使用するルールにしました。

[第1打]
では第1打目をどう打つか?200ヤード以上を狙うにはHS40m/sあたりで振る必要があります。しかし現状、そのHSでしっかりと当たる確率は相当低いです。超トップやヒールで数10ヤード程度となる確率がかなり高いです。よって第1打目のドライバーは

HS20m/sくらいで確実に100ヤード飛ばす

事にしました。

ではゲーム開始です。ここからは打ち直し等のズルはなしです。すると自分で勝手に考えたルールで、しかも一人でやっているのに凄い緊張感。ゆっくり振ると決めたのでなおさらミスショットをしたくありません。恐る恐るバックスイング動作に入り、丁寧に振りました。「ピギィン」とそこそこ良い音がしましたが、ミート率は1.3台。微妙にミスショットです。かなり慎重に振ったので「102ヤード」。目標ギリギリになってしまいました。

[第2打]
残り250ヤードもあります。普通なら3番ウッドでしょうか。しかし3番ウッドは練習していないので選択から除外。アイアンで一番長い3番アイアンを選択。難しいのは承知ですが何度か練習しているので大丈夫だと思いました。
打ってみると超トップをたたき「78ヤード」。もっと短いアイアンにすれば良かったと後悔しました。

[第3打]
残り170ヤードもあります。懲りずに3番アイアンを選択。先ほどミスはしましたが修正してしっかり当たれば170ヤードくらい飛ぶはずです。
しかし先ほどと同様にトップを打ち「112ヤード」。第2打よりは少々良い当たりでしたが連続のミスショットです。これで以後3番アイアンは使わないと決めました。

[第4打]
残り58ヤード。迷わずPWを選択。バックスイングを半分くらいで普通に当てれば60ヤードくらい飛ぶはずです。自信を持って打てました。
納得の「64ヤード」。実際にはボールが止まるか分かりませんがこのゲームではそれは考えません。

距離合計が356ヤードとなりました。コース距離との差の絶対値は6ヤードなのでルール7により2パットであがりです。よってこのホールは合計6打でダブルボギーです。

・球が常にまっすぐ飛ぶと
・ラフやバンカーもない
・ボールは常にビタッと止まる
・グリーンに乗れば2パット以内で必ず終わる

こんな設定でもダブルボギーです。私にとっては難しくて最高に面白いゲームです。もう一回、同じ距離設定でやってみました。

パー4, 350ヤード(2回目)

流れがつかめたのでここから動画を撮る事しました。


[第1打]
先ほどと同じプランです。確実にミート率1.4以上を出せるゆったりスイングのドライバーです。
ナイスショットで「117ヤード」。少し硬さが取れて1回目より飛びました。

[第2打]
残り233ヤード。クラブは6番アイアンを選択。3番はもう使いません。
しかし今度はダフってしまい「97ヤード」。まあ仕方ないです。1回目に2度トップしているので当てる意識が強すぎたかもしれません。ミスショットですがクラブを短くした事でミスの程度が抑えられて距離も出ています。ますます3番アイアンの出番はなくなりました。

[第3打]
残り136ヤード。続けて6番アイアンで行く事にしました。慎重に打ってしっかり当たればちょうど残り分くらい飛びそうです。
ここで初めてのアイアンのナイスショット。しっかり当たりました。「126ヤード」です。



飛距離合計が340ヤードとなりました。コース距離との差は10ヤードなのでルール7により2パットであがりです。合計5打でボギーとなりました。1回目よりミスが減り、スコアもよくなりました。調子が出てきたので最後にもう1回やってみました。

パー4, 350ヤード(3回目)

[第1打]
ナイスショットの「125ヤード」。慣れてきたようです。2回目より飛ばせました。

[第2打]
残り225ヤード。6番アイアンを選択。2回目の第3打と同じように打てば良いです。
ナイスショットの「120ヤード」。初めて第2打目でのナイスショットです。理想的な形になってきました。

[第3打]
残り105ヤード。8番アイアンを選択。最も自信のあるクラブです。慎重に打って100ヤードくらいを狙います。
ナイスショットの「104ヤード」。初めて全てのショットを成功させました。



飛距離合計が349ヤードとなりました。コース距離との差が1ヤードなのでルール8により1パットであがりです。合計4打でパーです。ちょっと出来過ぎですね。

感想:面白い!!

イベントとして結構楽しめそうです。パー4、パー3、パー5の3ホールでやれば白熱の期待できる競技になりそうですね。

打ちっ放し練習場でやる場合

よく行く練習場にはグリーンが3つあります。確か、真ん中の打席から30ヤードくらいのが左右に2つ、50ヤードくらいのが奥に1つだったと思います。練習場でやる場合には別ルールで

10. 残り約50ヤード以下になった場合は距離が最も近いグリーンを目標に置き換える

とすればさらに楽しめそうです。グリーンに向けて打った後はルール7,8でパット打数を決定。
あとは大幅なオーバーはOBとしてその場で打数を調整したいと思います。

年内に一回できたら良いと思っています。


-Golf, ゴルフ, ゴルフイベント

執筆者:

関連記事

スイング軌道動画の撮影条件別サンプル

動画の撮影のコンディション次第でスイング軌道動画の出来栄えは大きく変わってきます。この記事では様々な状況下で撮影した動画によるスイング軌道動画を紹介しています。皆様のご参考になればと思います。スイング …

Samples of swing trace video for various conditions

The quality of the swing trace video will change greatly depending on the conditions of the original …

残像ゴルフスイングの使い方 [サポートページ]

English iPhone/Android/Macで公開しているゴルフスイングの軌道(軌跡)が作成できるアプリ「残像ゴルフスイング」 iPhoneAndroid Mac のサポートページです。使い方 …

ショットエフェクト動画、作成します

スポンサーリンク View this post on Instagram A post shared by 残像ゴルフスイング (@golfswingshottracer) on Oct 24, 20 …

Golf Swing/Shot Tracer [Support page]

Here is the support page for Golf Swing/Shot Tracer App which is for making golf swing trace video.i …

スポンサーリンク