決算のために会計処理をしているとクレジットカード明細に覚えのない請求がありました。
「GOOGLE CLOUDSINGAPORE JPN ¥31」
えっ?究極のケチな私はよほどのことがない限り有料のサービスを利用しません。¥31だからいいか、というわけにはいかず早速Google検索。すると同じような目にあっている人が山ほどいるではありませんか!そして多くの人が請求元を特定できずに困っているようです。
以下、請求元をつきとめるまでの記事です。
請求元は少しだけ利用したGoogle App Engine
私の場合はWebサービス公開の検討をするために利用したGoogle App Engineの費用でした。架空請求ではなくて安心しましたが、これが結構恐ろしい事なんです。
請求日は11/1でした。利用したのは10月半ばであったと思います。私はGAEの無料期間枠を使い果たしており、これ以降の利用は青天井課金方式になる場合があるので非常に慎重に試していました。結果、私のWebサービスに組み込まれているWebsocketを使用するには無料枠が付随している基本的はプランではなく、利用直後から青天井課金方式がスタートするプランではないと公開できないという事になり断念しました。検討作業中に基本プランでデプロイをしましたが、Websocketの部分でプログラムが落ちてしまうので通信はほとんど行われなかったはずです。しかし、しっかりと¥31の費用が発生していたのです。隅々まで確認すればきっと料金がかかるサービスやAPIを利用していたのでしょう。作業中は全く気づけませんでした。検討作業は基本的は無料枠で行う事ができたはずです。思い返せば作業を進める途中で何度も、「それをするにはこのAPIが必要なので有効にしてください」といった場面がありました。これが私にはとても不可解でした。Herokuなどでは一瞬でデプロイできるに、なぜGAEではこれ程までに複雑なのか?いや、意図的に複雑にして課金する要素を増やしているように思えました。結果として私は検討段階でまんまと¥31を払わされたわけです。
しっかりとしたサービスを提供できる段階ならばGAEを利用するのもいいでしょう。しかし開発段階ならばGAEを利用するのはとても危険であると感じました。